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実は下剤。ネットで人気のダイエット茶「キャンドルブッシュ」
ネット通販などで、ダイエット茶として販売されていた「キャンドルブッシュ」。便秘改善のお茶としてすごく効果があると口コミなどでも評判でしたが、実質上の「下剤である」と国民生活センターから注意喚起がなされています。
キャンドルブッシュの効果は下剤成分「センノシド」によるもの
以下は国民生活センターにて発表された情報です。
- 「おなかがスッキリするという植物を含む茶葉を購入し飲んでいたところ、効果があり過ぎる」という健康茶に関する相 談が寄せられたため、原材料表示を確認したところ、医薬品として使用されるセンナの同属植物であり、センナと同様に下剤の作用があるセンノシドという成分 が含まれているとの報告があるキャンドルブッシュ(別名:ゴールデンキャンドル、ハネセンナ、学名:Cassia alata(カッシア・アラタ))が使用されており、下剤としての生理作用を及ぼす可能性のある量のセンノシドが含まれていました。
ということです。キャンドルブッシュ(ゴールデンキャンドル・ハネセンナ)などが含まれているハーブティーに関しては下剤成分が含まれており、かつ商品として販売されている商品には、下剤としての作用を及ぼすレベルでその下剤成分が含まれていたと発表されています。
これを服用したからと言って重大な健康被害が出るというものではないようですが、人によっては激しい下痢を引き起こす可能性があるそうです。
長期連用に関しては危険性があるかもしれません。
植物由来と言われると「安心」というイメージがありますが、漢方薬にしてもハーブや薬草にしても、それらの中には様々な成分が含まれているわけです。
ちなみに、今回のような問題はキャンドルブッシュ以外にもありそうです。
たとえば、今回の「センノシド」は医薬品ですので、それを勝手に販売することはできません。
しかしながら、健康茶という「食品」であればたとえそれを含んでいたとしても、販売することはできるのです。
たとえば似ているケースに「アロエ」もあります。
アロエに含まれている「アロイン(外部サイト:aloe.net)」という成分(皮部分に含有)は同様に医薬品として扱われています。これもアロインとしての販売はNGですが、アロエという食品としての販売ならOKです。
こうした成分に対する規制は強化することが正しいとは言えないとは思いますが、そういった成分を含む食品に関しては一定の表示義務を付けるなどの対応は必要な気がしますね。
追記)20140428
楽天のダイエットティーのランキングなどをみると、今でも上位のお茶にはキャンドルブッシュを含むようなティーが多いみたいですね。